



昨年10月から計画を進めておりました伊勢崎市K様邸リフォームプロジェクトがこのたび竣工しましたのでご紹介させて頂きます。
K様邸は以前はドライブインレストラン併用住宅としてご使用されており、その後約10年間、ご家族の京都への移転に伴いほぼ空家に近い状態でした。このたび、K様ご夫妻が京都から戻られ、専用住宅としてフルリフォームを行うことになりました。
ご要望は、料理人であるご夫妻が使いやすいオープンなキッチンと、仕切りの少ない広々とした空間。将来的に整体治療室として利用可能なゲストルーム、耐震補強および断熱改修などの建物の基本性能の根本的改善などです。
計画案は、2階建てから平屋への減築や、屋根をスレート葺き寄せ棟から金属折半屋根に架け替えることによる建物の軽量化などを行いつつ、さらに白蟻被害の見られた構造材の入れ替えや、布基礎の補強、筋交いの全面的な更新など根本的な耐震補強と、断熱材+ぺガラスサッシへの更新などの断熱補強を行った上で、リビングダイニングキッチン+和室を間仕切りのないオープンな空間として、その南側に庇のかかったタイル敷きのテラスを設ける提案としました。内装はビニルクロスを一切使用せず、床=ナラ無垢フローリング/コルク/畳/タイル、壁=珪藻土(施主DIY)/構造用合板素地/タイル、天井=シナ合板目透し貼りなどとし、できる限り自然素材を用いて質感にこだわりました。さらに、キッチンと一体となったカウンター+ダイニングテーブルは、南会津のオグラ木材にK様+工務店+設計者で伺い、長さ4.5m×幅1mの栃の無垢板を加工してもらいました。
K様はとにかく器用な方で、珪藻土の壁塗りだけでなく、外部の木部塗装や建物周りの排水管の敷設や家具の組み立てなど何でもご自分でできてしまい、今後も、外構の塀作りなど、まだまだDIYでの家づくりが続く予定です。
本日は現段階でのK様邸リフォームの完成写真の一部をご紹介させて頂きます。











改修前


工事中





模型写真

