2018年11月12日

席開き

昨日、八潮市H邸の茶室で「席開き」という、はじめての茶席の会が催されました。
はじめての茶席はお身内だけでということで、H様の石州流の先生、H様の姉弟子の方、そしてお茶の師範でもあるこの建物の施工会社・秀建社長の内藤さんを招いてのアットホームな会でした。H様(奥さま)が亭主、先生のお嬢様が半東(補助、実質的な進行役/司令塔だそうです)をお勤めになりました。
そして、ご参加の皆様にお願いをして、茶席の様子を写真撮影させて頂きました。ちゃんとした茶席を実際に拝見するのは初めてでしたので、すごく勉強になりましたし、茶事を少しでもたしなめるといいのだろうな〜っとしみじみ感じました。また着物姿の人たちが和室の中で立ち居振舞う光景は本当に素敵で美しいです。和の魅力を具体的に実感させて頂きました。和装に和室の空間が当たり前だった時代って、現代よりはるかに美しい品のある生活が営まれていたってことですよね。
全くの無作法者の私まで、薄茶を末席で頂戴いたしまして、感謝、感謝、緊張、緊張、汗、汗、でした。
玄関ホールを活用した待合→この部分だけ無理をお願いして高田造園さんに先行して部分完成してもらった路地空間→蹲(ツクバイ)→内路地→躙り口を通って、茶室に入る様子は拝見していて、とても清々しいプロセスです。
茶室に席入して、濃茶→薄茶と続き、茶器などの道具類の見分等々、その後隣の和室に移動して懐石(昼食)の順番で会が進みます。今回は余興で昼食の前に、住宅完成内覧ツアーもありました(笑)
石州流は武家の流派だそうで、茶室に弓と矢が飾ってあるのは、昔は戦の合間にしばし武器を置いて野点(のだて)でお茶を頂いていた名残だそうです。命のやり取りの合間にお茶を点てて頂くとは、なんとも現代からは想像もつかないことです。また使われるお茶碗も石州流では高麗物などがはじめにきて、国焼き(楽茶碗など)は後の方の順番で使われるなど、武家の茶道特有のしきたりがあるそうです。素人ながらたいへん興味深くお話を伺わせて頂きました。そして今回使用した茶杓(ちゃしゃく)は、内藤さんが以前古民家を解体した際に手に入れた煤竹(すすだけ)をご自分で加工して作ったものをH様にプレゼントしたものです。ん〜素晴らしい!映画で見た千利休も茶杓を作っていました(っけ)。竹節の自然の形を活かして味わい深い造詣が生まれるのだとか・・・・。
造園家の高田さんが無理なスケジュールで整えて下さった路地空間もとても素敵でした。雑木の庭づくりをテーマにしている高田さんですが、路地まわりには、着物の裾に植物が引っかからない工夫や和装での足運びが素直にできる石の並べ方など、一般の雑木の庭づくり+アルファの心遣いなどが必要なのだそうです。奥が深いです〜。
ご参加の皆さま方、無作法者がカメラ片手にうろちょろしてしまって申し訳ありませんでした。そして快くご協力下さり本当にありがとうございました。

102_R.jpg  105_R.jpg

105-2_R.jpg  106_R.jpg

115_R.jpg

109_R.jpg  

119_R.jpg

121_R.jpg


1125_R.jpg  133_R.jpg

1127.jpg  1129_R.jpg

1128.jpg  1127-2.jpg

1130_R.jpg  126.jpg


posted by GLOCAL ken-u at 11:43 | Comment(0) | 八潮市H邸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

八潮市H邸 ほぼ完成

久しぶりのブログ投稿です(汗)
設計開始から約2年半の長期に渡った八潮市H邸がほぼ完成しました。ほぼというのは、造園工事(高田造園設計)が来年の2月までかかるためです。
お会いした当初、H様ご夫妻からうかがったご要望は、(1)イギリス湖水地方に建っているような、木々の葉陰に見え隠れする、ちょっとメルヘンな雰囲気のハーフティンバーの外観、(2)明るすぎない陰影を伴った落ち着いた雰囲気の室内空間、(3)簡易な茶席を催せる、小間の茶室・水屋・路地など茶席空間一式、(4)サーキット仕様の自動車2台+自転車6〜8台を収納・整備可能なビルトインガレージ、(5)音響と防音に配慮したオーディオ室、(6)お仕事の動物クリニックで引き取ったりして常時4〜5匹程度いるネコが複数の群れに分かれて生活でき、かつ病弱な猫の応急手術(流し・手術台・超音波診断装置)が可能な猫と暮らす家、(7)瞽女(ごぜ)をモチーフにした雪国の風物と独特の赤が印象的な斎藤真一画伯の絵画やかわいい猫の絵画などのコレクションを展示するギャラリー空間(8)停電時や災害時に既存インフラのネットワークに依存しないで自立できる独立型(オフグリッド)のエネルギー供給システム(蓄電バッテリー・太陽光発電・LPG)
・・・っと、ちょっと頭がくらくらするくらい、盛りだくさんのご要望でした。 
 そして、そのほとんど全部というか、+アルファ(ネコをモチーフにしたステンドグラス(武蔵野工房 http://www.musashino-kb.com/blog/2018/11/cat-10.html )や、スマホから室内の猫の様子を確認できる可動カメラシステムなど)が実現した、なかなかすごいお住まいが完成しました。
 いや〜、本当にいろいろなことを勉強・経験させて頂き、そして、いろいろな人々と出会い・知り合い、多大な協力をして頂いた、一大家づくりプロジェクトでした。長かったような、アッという間だったような・・・・。
 詳細は、後日弊社HPの作品事例の紹介分の中でご説明します。今日はとりあえずざっと完成写真を掲載いたします。
来春に造園工事が完成して若葉の木陰に建物が見え隠れする外観写真の撮影が楽しみです。また、今回のガレージには主役のサーキット仕様のPがお留守で写っていませんが、これもHPでのお楽しみです。


3-2_R.jpg 

4-4_R.jpg   4-5_R.jpg




9_R.jpg   11_R.jpg

10_R.jpg

10-2_R.jpg

12-2_R.jpg


14_R.jpg 17_R.jpg

16-2_R.jpg   IMG_6089(new)_R.jpg  


20R.jpg 23_R.jpg

22-2_R.jpg 24_R.jpg

25-2_R.jpg

28_R.jpg

26_R.jpg

27_R.jpg


29_R.jpg 30_R.jpg

31_R.jpg 32_R.jpg

34_R.jpg

35_R.jpg


posted by GLOCAL ken-u at 11:04 | Comment(0) | 八潮市H邸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする