2018年03月29日

新木場で床柱選び

 八潮市H邸、今日は茶室の主人であるH様奥様と、お茶の師範の資格をもつ工務店社長(にして工事監督)と私(=運転手)の3人で新木場に茶室の床柱を選びに行ってきました。カネジュウという銘木を扱う材木屋さんの倉庫で銘林という問屋さんの営業の方と倉庫の責任者の方にいろいろ説明を伺いながら、膨大な銘木のストックのジャングルにいざ突入です。
 正直に白状いたしまして設計事務所である私には、経験知識ともにまったく不足しており、何を基準にして選べばよいのかさっぱりわかりませんで、皆さんから入れ替わり立ち替わり超礎知識講座をご教授頂きつつ、最後尾を写真を撮りながらちょろちょろついて廻っておりました(汗)
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 どうやったら自然にこんな形の木が育つのかと目を疑うような珍しい形の木もたくさんあり、ついつい奇抜なものに目が行ってしまいますが、玄人の皆様は、「4畳半の茶室の床柱なら、スギかヒノキの磨きか絞りの丸太3寸5部か、赤松、コブシ、椿あたりがやっぱりいいのでしょうね・・・スギの錆丸太も無難なところですね・・・云々」などと宇宙語を会話しつつ目ぼしそうな候補を丁寧に見て廻ります。「ふ〜ん、そうなんだ〜、あの〜わからない単語がいくつか・・・いや、いくつも・・」っと私。「絞りってのはね、天然物はその枝を植えるとまた同じ模様の絞りの木が育つんだよ、遺伝子の関係だろうね。人工の絞りっていうのは山に生えている間に、こんな風に小さな枝切れとかを針金で木のまわりに巻いて数年おいて、それから1年位針金を解いて丸みを出してね・・・・」、、「は〜、なるほどそうなんですか面白いですね(汗・私)」、、「錆ってのは、木を伐採したまま山に放置して、皮の表面をカビさせることでできる模様なんだよ、ほら、こっちが上で、こっちが下で、側面に雨水が流れた跡の模様があるだろう、これなんかいい模様だね・・・」、「ほ〜、すごいですね(汗、私)、千利休とかも山に分け入って、こんなものをいろいろ探し出して来たわけね〜、やっぱりかなりのオタクな奴だ・・・・、しかしこの倉庫はワンダーランドだわ・・(一人思い)」、「このカタカナの木の名前聞いたことなのですが・・・」、「違うよ、このカタカナは値段を示す記号っていうか、暗号みたいなもんだな」、「へ〜、数字で書かないんだ〜、客前であからさまには見せたくないのかな〜(私)」「これなんて読むのですか(私)」、「ムロ!!(倉庫のおじさん、呆れてる・・・ヤバイ)」

なんでこんな形に・・・      杉・錆丸太(黒いのはカビ)

コブシ、赤松、椿         杉磨き

赤松、右は人工杉絞り作り方サンプル  変木(ヘンボク)

コブシ              同じ赤松でも木肌にそれぞれ個性が

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これ、気に入りました!(奥さま) 床柱:赤松、床框:杉磨き太鼓に決定!

 H様は、はじめはちょっと桃色がかった椿を見つけて、「これかな〜、お茶の先生からは、あなたが好きだと思ったものを選べばいいのよってアドバイスされているんです・・・・」っとおっしゃっていていましたが、実際に倉庫の1階の広い場所に降ろしてもらってじっくり眺めると、今一つピンとこないご様子。  そこで、材木屋さんが、これまでの会話のやり取りなどを勘案して、「これはどうですか」っと、倉庫の奥から木肌の模様がちょっと面白いアカマツを担いできてくれました。「ん〜 これいいかも。ピンと来た感じです」、工務店の社長も「これなら、曲がり具合もなんとか調整してつけられそうだし、よいのではないですか」、私も頑張って「今回は、茶室まわりの一画以外は濃い茶系の洋風だし、外観も赤味の強いレンガ調タイルが主体ですから、これくらい赤味があってもバランス的にはいいのではないですか・・・」なんて言ってみたりして。 心の中で「俺、変なこと言ってないかな・・(汗)」  「それじゃ、これにしましょう!(奥さま)」、おそるおそる「当初工事契約予算から、〇〇円アップになりますが・・・いいですか(工務店+私 汗)」、「承知しました(奥さま)」、、、決定!!(さて、帰るか・・(私))
 っと、工務店社長が「次は床框ですね〜」、「あっ、そうか、床柱が決まったらそれに合わせて床框も選ばないといけないのね・・・(はい、勉強になります・・)」 っと言うわけで、またまたいろいろ吟味して、こちらは主役の床柱を引き立たせるたせるために、無難なところで(っだそうで)、杉の磨きの正面が太鼓のものになりました。「高さは現場でバランス見て、気持ち削るかだな(工務店×材木屋さん)」っだそうです。「よろしくお願いします!」(設計業務放棄状態)
「そしたら、次は天井だね〜」 床の天井は「杉柾網代(スギマサアジロ)だろうね」(聞き取り困難!!)、私以外一同様「そうですね!」 「部屋の天井は今のところ杉板の竿縁だけど、様子見ながら、また相談しましょうね・・・」(〜は〜、そうなんですね・・・、めくるめくワンダーランドに迷い込んだような・・・、こりゃすごいことに・・・) だいぶ長くなってしまいました。(汗・終)

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現場の様子 濃茶の塗装が少しづつ進み、来週からタイル貼り(たいへんそう)
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躙り口です。室内に路地を作って、 ガレージ:リフターを設置します
そこから入ります。
posted by GLOCAL ken-u at 07:56 | Comment(0) | 八潮市H邸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月27日

北側外壁の洗浄DIY

 先週末の土〜日に約3年前に竣工した三原台W様邸http://atelier-glocal.com/works/2369.htmlの北側外壁の洗浄をW様と私の二人で行いました。
 なぜって? 本年1月に知り合いの雑誌社ライターさんから、LIXILの玄関ドアを採用している個人住宅の事例を探しているのでどこか紹介して欲しいとの連絡があり、W様邸をご紹介させてもらったところ、4月8日に取材と撮影に来たいということになりまして、W様に正式にお願いをしたところ、ご快諾頂いたのですが、玄関まわりの北側の外壁の一部(樹木の陰や庇の付け根など)に苔のようなものが付着してたり、風のあたる部分が埃っぽく汚れているのでどうしよう〜 っといことになりまして、「それでは、ケルヒャーの高圧洗浄機を買ってみて、壁を洗ってみましょうっ!」っといつものように安請け合いをして、こうなりました(笑) そして、結果はなかなかgoodでした。
 最初は水だけで洗浄してみたのですが、しつこい汚れの部分はどうしても除去しきれないことがわかりました。そこで植物由来でまわりの樹木を痛めないとうたった外壁洗浄液を購入して、外壁にさっと吹き付けた上で、ナイロンブラシで軽くこすってから再度高圧洗浄をかけてみたら、すっきり綺麗になりました! 跳ね返ってくる水で全身ズブ濡れでしたが、幸い温かい春の日よりだったので結構気持ちよい、軽運動になりました。W様いろいろありがとうございました。
 そして、4月8日の取材と撮影よろしくお願いいたします!

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高圧洗浄しているところが白くなっているのわかります?

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植物由来の洗剤を壁に吹きかけて、タワシでこすると落ちる!

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梯子は工務店が貸してくれました

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街は、春欄間!
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posted by GLOCAL ken-u at 09:21 | Comment(0) | 練馬区三原台W邸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月18日

ステンドグラス 武蔵野工房 打合せ

八潮市H邸のリビングと玄関ホールにステンドグラスを取り付ける予定です。
本日はI様ご夫妻と、ステンドグラス製作の武蔵野工房http://www.musashino-kb.com/にデザイン依頼の打合せに行ってきました。H様が飼っていらっしゃる(一部、いた)猫5匹をモチーフにしたデザインをオーダーしました。
いろいろな作品事例や多様なガラス・鉛の材料などを見せて頂きました。大変興味深いものです。ハマると奥がものすごく深そうです(笑)
設計事務所勤務時代に担当した宮崎県立看護大学教員宿舎の玄関ドア、一昨年の横須賀O邸リフォームhttp://atelier-glocal.com/works/1691.htmlの屋内建具に続いて、ステンドグラスを建物に組み込む取り組みは3回目です。どのような提案が出てくるか楽しみです。来週火曜日に現地に下見に来てもらうことになりました。

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posted by GLOCAL ken-u at 18:05 | Comment(0) | 八潮市H邸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

USMショールーム&ASJ建築家相談会

一昨日(金)、昨日(土)の二日間にわたって、東京丸の内でASJ建築家相談会というイベントに参加しました。
イベント自体はボチボチの結果だったのですが、イベントの一環で参加した、近くにあるUSMモジュラーファニチャーのショールーム見学会はなかなか有意義なものでした。
ハラーというスイスの建築家が1965年に考案した、世界的に有名な家具=USMハラー(https://www.usm.com/ja-jp/zhi-pin/product-lines/usm-haller/usm-haller-at-home/)を展示しているショールームです。
グリッドモジュールによるシステマティックな展開性が特徴の家具(収納、テーブル、ボード、パーティションなど)です。お値段はかなりお高いのですが、ボール状のジョイント金物や、カラフルなパネルなどとても美しいです。発売から50年以上を経た現在も、ほぼ当初のデザインのまま、スイスで生産を続けているとのことです。NYメトロポリタン美術館のパーマネントコレクションにもなっているそうです。
当初はオフィス家具としての需要が多かったそうですが、最近は住宅家具としての採用も多いとのこと、メタリックでモダンなデザインのハラー家具が、木質系のクラシカルな住宅に置かれている事例写真を見ると、そのコントラストがかえって魅力的です。スイスの確かなモノづくりの伝統を感じました。
帰りに綺麗なった東京駅丸の内側の広場を初めて見ました。こちらもなかなか素敵でした。

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ASJ東京cell 建築相談会

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USMハラー

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東京駅 美しいです



posted by GLOCAL ken-u at 17:29 | Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月16日

フキノトウ、木製彼岸花、、、

杉並区I邸トップライトのカーテン製作の打合せに郡山に行ってきました。東京で設計事務所もお施主様もいろいろあたってみても製作を受けてくれる業者さんが見つからなかったので、伝手を辿ってやっと見つけた方です。普段からサンゲツなど大手カーテンメーカーから特殊加工の縫製を依頼されたりする方だということがお会いしてみてわかり、結果的にたいへんよい方に出会えたようです。諸々打合せをして月内に納品して頂くことになりました。
帰りに、以前設計監理させて頂いた「郡山I邸」http://atelier-glocal.com/works/1305.htmlに伺ってきました。建て主のI様(奥さま)が今回のカーテン屋さんを紹介して下さいました。お礼をお伝えするために寄らせて頂いたのに、逆にすごいお土産=山盛りのフキノトウを頂いてしまいました(汗)しかも、お邪魔している最中に揚げたての天ぷらのフキノトウまでご馳走になってしまいました。 めちゃくちゃおいしい!春の香りいっぱいです。このフキノトウはI様(ご主人さま)が午前中に山で摂って来てくださった、それもわざわざ私のために・・・のだそうです。 本当に感謝!恐縮です。 
さて、I様に面白いものを見せて頂きました。カンナ屑(クズ)で作った「木製の彼岸花」です。郡山一帯では、昔は春のお彼岸の頃には生花を入手するのが難しかったため、このような木製の彼岸花をお墓に飾る習慣があるそうです。なんとスーパーやホームセンターにたくさん売っているのだそうです。
 I邸は、冬の間は寒さを避けるためにご趣味の植木類を居間の横の土間空間に入れることを想定した設計になっているのですが、まさに計画通りの使われ方をされており、とてもうれしくなってしまいました。来週には外に出す予定だそうです。

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posted by GLOCAL ken-u at 07:13 | Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする