当初6月6日を予定したのですが、季節外れの台風の影響で雨天順延となりました。
せっかくお仕事のご都合をつけて6日をあけて下さったK様ご主人さまには本当に申し訳なかったのですが、安全第一で延期をさせて頂きました。
7日は真夏を思わせるような快晴に恵まれ、作業も順調に進み、無事夕方までに上棟することができました。作業にあたられた大工さんはじめ職人の皆様には、暑い中、本当にご苦労さまでした。そしてK様、上棟おめでとうございます。
K邸は敷地が三角形をしており、この敷地形状を有効に活用するため、平面形状が三角形(正確には台形)をしています。さらに立体的にも、大きな三角屋根を架けたような形状をしており、登り梁などが部分的に平面的にも立面的にも傾斜して三次元的に傾いた複雑な骨組みになっています。
今回は3Dcadを活用して、この三次元的に複雑な部材のプレカット図(部材加工図)の作製に、設計事務所と部材加工工場が連携して挑戦してみました。
現場で実際に部材同士を組み合わせる際は、ちょっとドキドキものでしたが、きちんと加工できており、うまく組み立てることができ、ひとまずは今回の挑戦は成功でした。
今回のこの経験は、今後の建物設計の際のデザインの幅を広げる意味でもとても意味のある実績になりそうです。
上棟式は、お仕事で残念ながらご主人さまがご出席できず、奥様おひとりでしたが、屋根の上にも登っていただき無事式を執り行うことができました。
これから、徐々に内装などにも工事が進んでいきますので、監督さんや大工さんの皆さんと協力して、素敵なお住まいが完成するよう、みんなで頑張っていきたいと思います。





三次元的に傾いた部材同士の接点(仕口)の加工図作製に3Dcadが威力を発揮しました。

