2018年04月22日

ワークショップ「えねこやをひらく」に参加しました

 4月21日(土)に、ワークショップ「えねこやをひらく」に参加させて頂きました。建築・設計プロデュース会社のコンペなどで何回かご一緒させて頂いたことのある建築家の六曜舎・湯浅さんをはじめ何人かの仲間の方々が、電力会社の電気に頼らないで太陽光発電と蓄電池を組み合わせたシステムによる電力自立=オフグリッド(っと言うそうです。今回初めて知りました)を目指して、湯浅さんのご自宅の隣の空き家をリフォームして作った建物(=設計事務所六曜舎の事務所であり、将来住宅としても利用可能であり、地域の人々がいろんなことに使えて集える場所でもある・・・)=「建物名称:えねこや六曜舎」で実証実験をしながら、オフグリッドの仕組みを社会に広めてゆこうという、とても素晴らしいビジョンの活動の一環で、「えねこやを広めてゆくには、当面どのような建物の活用法や活動が考えられるのか??」、とりあえずワークショップ形式でアイディア大募集っ!っといワークショップでした。 同業者が参加してもいいのかな〜っと恐る恐る参加希望してみたのですが、たいへん親切にフランクに仲間に入れて頂き、ワークショップに参加することで、とっても自分も元気になれる刺激を一杯頂きました。10数名の参加者でしたが、主婦友の方、次世代アレルギー(=低周波アレルギー)をきっかけに電気モーターに影響されない住宅を探している方、有機農方を実践している方、建築学科の学生さんなどなど、多様な方々が集まっていて、普段一人ぼっちで仕事をしていることが多い私にはすごく新鮮でした。皆さん、それぞれにいろんなことを考えているし、根っこではどこか共感できるような、バラバラだけど、ちょっと連続している感じが「いい」です。
 また、えねこや六曜舎の建物そのものを見学したいという下心も満々にあったのですが、思いっきり期待以上の素敵な建物を見学し体験させて頂くが出来ました。50u程度の小さな建物(しかも空き家のリフォーム)なのですが、だから「えね【小屋(こや)】」なのでしょうが、その適度な大きさというか狭さがたまらなく心地よかったです。やはり建物は広けりゃいいってものじゃないのだと改めて納得しました。小さくても広がりを感じる空間(縦方向のゆとりや、適切な視線の抜けなどなど)ほど、合理的で快適なものはないと実感しました。だって小さいことは、イコール省エネだし、メンテナンスの負担も大きくないし、親密感は感じられるし、すべてを把握できる安心感はあるし、、、いや〜、いい建物を見学させて頂きました。 技術的にも、電動フォークリフトの水溶性バッテリーを利用した蓄電システムや、電気ファンを使わないペレットストーブや、吹き抜け空間の温熱環境を平準化したり床下に蓄熱したりする熱循環装置や、私たちおじさんが子供のころ近所の屋根にたくさんあった太陽熱温水器の活用などなど、ローテクな私でも視覚的にも理解可能な、身の丈にあった技術をうまく丁寧に組み合わせされていて、素直に共感できる建物でした。ヘーベシーベの木製建具とか、トリプル硝子の樹脂?サッシとか、断熱や気密もすごいんです。
 ワークショップに参加させて頂くことで、自分自身が「刺激」や「活力」や「夢」を感じさせてもらえて、とっても有意義な一日でした。「えねこや」の皆様本当にありがとうございました。楽しかったです。
 理屈ばっかり考えていると先に進まない時には、まずやってみて、それから考える方が、きっといいことあるんだろうな〜っと、明るい気持ちになりました。 素晴らしいっす!

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「えねこや」と「六曜舎自邸」全景 うらやましい〜!

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フォークリフトのバッテリーを利用した蓄電システム
交流コンバーター?? パワコンっぽいもの?? 
換気扇(熱センサー??) 詳細知りた〜い!!!

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HEMSを組み込んだ分電盤 電力需給の「見える化」大切!

電気ファンを使わない     温熱循環装置(私興味津々)
ペレットストーブ(あるんだ〜)

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「え・ネコ屋」黒ネコちゃんが住んでる。姿現さず(🐱黒)



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2018年04月21日

行田市O邸リフォーム 緑の庭と室内をつなぐ=一番やりたかったこと

 行田市O邸リフォームの工事は順調に進み、先日サッシの取り付けが行われました。
O邸の南側には、とっても素敵な緑の庭があります。そして庭の向こうには国指定の古墳まであるのです。
 っが、しかし、リフォーム前のO邸は、その素敵な庭への視線を遮るように南面に洗面室〜浴室〜トイレが並び、せっかくの庭の景色が室内側からはあまり見えないという、ちょっと残念な状況でした。
 そこで、今回のリフォーム計画の目玉として、玄関〜和室前面の縁側空間を全面ガラス建具にすることを提案し、室内から庭の緑が一望できる空間構成を提案しました。
以下、before→提案スケッチ→解体中→サッシ取付け完了 の写真です。 これが今回のリフォームで一番やりたかったことです! 
結果は、、、なかなかいい感じです。室内と庭がつながりました!(嬉しい〜) 
玄関ホール〜縁側へと続く空間の中央に建つ鉄骨柱は、これからO様とご相談しながら間接照明を仕込んだりして素敵なオブジェにDIYで仕立てる予定です。

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↑Before 水回りが庭への視線を遮ってしまっている

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↑初期の提案スケッチ

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↑解体途中の状況、庭が見えない

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↑サッシ取り付け完了 庭と室内がつながりました!


 さて、次なる課題は、もう一つの大きなテーマである、2階の小屋組みあらわし天井をどのように魅力的にするかです。こちらもなかなかチャレンジし甲斐のある課題です。

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↑次なる課題は、2階の小屋組みを表した天井

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2018年04月14日

LIXIL・玄関ドアの取材 練馬区三原台W邸

 先週の日曜日(4月9日)に、練馬区三原台W邸http://atelier-glocal.com/works/2369.htmlでLIXIL玄関ドアの取材がありました。LIXILのショールームで配布する小冊子にLIXIL製の玄関ドアの事例として、写真と簡単なコメントを掲載するとのことです。
W邸は準防火地域に立地するため、ドアは防火対応のものです。玄関まわりに防火処理をした天然木を貼り、これに合う柄のLIXILの既製品防火対応ドアを採用しています。天然木で防火対応のドアを製作することは不可能ではないのですが、鉛シートを挿入したりかなり大がかかりな細工が必要で、コストや重量の観点などから、なかなか実現させることは難しい状況です。そのためW邸では防火認定を取得している既製品鋼製ドアを採用することにしました。
 取材では、夕方は共働きの奥様が二人のお子様を保育園から連れて帰り、さらに買い物袋なども持っていて、両手がふさがっている状態でも鍵の開閉ができる「カザスプラス」というキーレスシステムが便利で重宝しているとのことで、その点を重点的に写真撮影させて頂きました。
 設計打合せ当時、まだ1歳になったばかりだった4歳のご長男と、まだ生まれていらっしゃらなかった1歳半のご長女、それにW様ご夫妻には、ドアの開閉を中心にいろいろなシチュエーションの撮影にモデルとして大活躍のご協力をして頂きました。ありがとうございました。
 日常生活でのちょっとした、だけど実はとても大切な課題のひとつをリアルに理解でき、私にとってもたいへん勉強になった一日でした。

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2階テラスは子供の安全な遊び場  リビング角の窓から近所の桜がよく見えます

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リビング横の畳スペースは家事・遊び場・昼寝スペースなど多目的に活用されています

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2018年04月07日

東御市S邸 夢のようなプロジェクト始動!

長野県東御市(小諸と上田の中間)で夢のような素敵なプロジェクトが始動します。
事の始まりはお施主様(S様)から届いたメールに添付された素敵なスケッチと敷地の写真です。
こんな面白そうなプロジェクトが本当にあるのか? 何としても関わらせて頂きたい!っと思わず興奮してしまいました。
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S様ご自身が描かれたスケッチ
「こりゃ〜、夢のようなプロジェクだ!」(私のはじめの感想)


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B西側から東側を見る_R.jpg

@南東から北を見る_R.jpg


S様ご夫妻は横浜から当地に移住し、約600坪の広い敷地に、「ご自宅」と、犬と一緒に泊まれる一組限定の「コテージ」を建設されます。コテージの前には芝生の庭が広がりドッグランが可能です。ご自身も大型犬を2頭飼っていらっしゃいます。またこの一帯にはブドウ畑・ワイナリーや有名なチーズ工房などが点在し、宿泊客はこれらの施設を巡ってワインや食事などを楽しむこともできます。当敷地の一部にも小さな自家ブドウ畑や菜園を設ける計画です。南に面した斜面地からは八ヶ岳や穂高岳〜白馬までの北アルプス全貌の大パノラマが望めます。
 来春のコテージ開業を目指して、まずはご自宅(=母屋)を5月に着工すべく、設計→見積調整作業・各種申請手続きなどを進めている段階です。
 敷地の一部には、相当な量の大きな石が存在します。浅間山麓のこの一帯ではこのような石を積んでひな壇状に土地を造成することが昔から行われていて、「巨石積み」と呼ばれています。今回のプロジェクトでも建築工事に先立ち、巨石積みを行い、建物建設用の平場やドックランヤードを造成します。4月中旬には石積み工事が始まります。
 「Lustic Modern」というデザインスタイルをキーワードに、母屋・コテージともに、木や石の素材感や、DIYなどによる手作り感覚にこだわった家づくりを目指しています。この「Lustic Modern」については目下勉強中でして、おいおい解説などもしてゆきたいと思います。
 これから約1年、超えねばならないハードルもたくさんありますが、プロジェクトの進捗状況をブログでご報告させて頂きたいと思います。


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配置スケッチ171116_R.jpg

コテージ外観180131(着色)_R.jpg

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コテージスケッチA171116_R.jpg

敷地内には竹やぶや泉もあって、まるで桃源郷です。

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今年は春の訪れがとっても早いそうです。
敷地内に転がる石を利用して「巨石積み」の造成を行います。

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すぐ近くの有名なチーズ工房:アトリエ・ド・フロマージュ

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北アルプス全体が一望できます。八ヶ岳も一望できます




posted by GLOCAL ken-u at 20:14 | Comment(0) | 東御市S邸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月29日

新木場で床柱選び

 八潮市H邸、今日は茶室の主人であるH様奥様と、お茶の師範の資格をもつ工務店社長(にして工事監督)と私(=運転手)の3人で新木場に茶室の床柱を選びに行ってきました。カネジュウという銘木を扱う材木屋さんの倉庫で銘林という問屋さんの営業の方と倉庫の責任者の方にいろいろ説明を伺いながら、膨大な銘木のストックのジャングルにいざ突入です。
 正直に白状いたしまして設計事務所である私には、経験知識ともにまったく不足しており、何を基準にして選べばよいのかさっぱりわかりませんで、皆さんから入れ替わり立ち替わり超礎知識講座をご教授頂きつつ、最後尾を写真を撮りながらちょろちょろついて廻っておりました(汗)
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 どうやったら自然にこんな形の木が育つのかと目を疑うような珍しい形の木もたくさんあり、ついつい奇抜なものに目が行ってしまいますが、玄人の皆様は、「4畳半の茶室の床柱なら、スギかヒノキの磨きか絞りの丸太3寸5部か、赤松、コブシ、椿あたりがやっぱりいいのでしょうね・・・スギの錆丸太も無難なところですね・・・云々」などと宇宙語を会話しつつ目ぼしそうな候補を丁寧に見て廻ります。「ふ〜ん、そうなんだ〜、あの〜わからない単語がいくつか・・・いや、いくつも・・」っと私。「絞りってのはね、天然物はその枝を植えるとまた同じ模様の絞りの木が育つんだよ、遺伝子の関係だろうね。人工の絞りっていうのは山に生えている間に、こんな風に小さな枝切れとかを針金で木のまわりに巻いて数年おいて、それから1年位針金を解いて丸みを出してね・・・・」、、「は〜、なるほどそうなんですか面白いですね(汗・私)」、、「錆ってのは、木を伐採したまま山に放置して、皮の表面をカビさせることでできる模様なんだよ、ほら、こっちが上で、こっちが下で、側面に雨水が流れた跡の模様があるだろう、これなんかいい模様だね・・・」、「ほ〜、すごいですね(汗、私)、千利休とかも山に分け入って、こんなものをいろいろ探し出して来たわけね〜、やっぱりかなりのオタクな奴だ・・・・、しかしこの倉庫はワンダーランドだわ・・(一人思い)」、「このカタカナの木の名前聞いたことなのですが・・・」、「違うよ、このカタカナは値段を示す記号っていうか、暗号みたいなもんだな」、「へ〜、数字で書かないんだ〜、客前であからさまには見せたくないのかな〜(私)」「これなんて読むのですか(私)」、「ムロ!!(倉庫のおじさん、呆れてる・・・ヤバイ)」

なんでこんな形に・・・      杉・錆丸太(黒いのはカビ)

コブシ、赤松、椿         杉磨き

赤松、右は人工杉絞り作り方サンプル  変木(ヘンボク)

コブシ              同じ赤松でも木肌にそれぞれ個性が

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これ、気に入りました!(奥さま) 床柱:赤松、床框:杉磨き太鼓に決定!

 H様は、はじめはちょっと桃色がかった椿を見つけて、「これかな〜、お茶の先生からは、あなたが好きだと思ったものを選べばいいのよってアドバイスされているんです・・・・」っとおっしゃっていていましたが、実際に倉庫の1階の広い場所に降ろしてもらってじっくり眺めると、今一つピンとこないご様子。  そこで、材木屋さんが、これまでの会話のやり取りなどを勘案して、「これはどうですか」っと、倉庫の奥から木肌の模様がちょっと面白いアカマツを担いできてくれました。「ん〜 これいいかも。ピンと来た感じです」、工務店の社長も「これなら、曲がり具合もなんとか調整してつけられそうだし、よいのではないですか」、私も頑張って「今回は、茶室まわりの一画以外は濃い茶系の洋風だし、外観も赤味の強いレンガ調タイルが主体ですから、これくらい赤味があってもバランス的にはいいのではないですか・・・」なんて言ってみたりして。 心の中で「俺、変なこと言ってないかな・・(汗)」  「それじゃ、これにしましょう!(奥さま)」、おそるおそる「当初工事契約予算から、〇〇円アップになりますが・・・いいですか(工務店+私 汗)」、「承知しました(奥さま)」、、、決定!!(さて、帰るか・・(私))
 っと、工務店社長が「次は床框ですね〜」、「あっ、そうか、床柱が決まったらそれに合わせて床框も選ばないといけないのね・・・(はい、勉強になります・・)」 っと言うわけで、またまたいろいろ吟味して、こちらは主役の床柱を引き立たせるたせるために、無難なところで(っだそうで)、杉の磨きの正面が太鼓のものになりました。「高さは現場でバランス見て、気持ち削るかだな(工務店×材木屋さん)」っだそうです。「よろしくお願いします!」(設計業務放棄状態)
「そしたら、次は天井だね〜」 床の天井は「杉柾網代(スギマサアジロ)だろうね」(聞き取り困難!!)、私以外一同様「そうですね!」 「部屋の天井は今のところ杉板の竿縁だけど、様子見ながら、また相談しましょうね・・・」(〜は〜、そうなんですね・・・、めくるめくワンダーランドに迷い込んだような・・・、こりゃすごいことに・・・) だいぶ長くなってしまいました。(汗・終)

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現場の様子 濃茶の塗装が少しづつ進み、来週からタイル貼り(たいへんそう)
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躙り口です。室内に路地を作って、 ガレージ:リフターを設置します
そこから入ります。
posted by GLOCAL ken-u at 07:56 | Comment(0) | 八潮市H邸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする